重厚感のあるデカ厚時計でおなじみのオフィチーネパネライですが、実は長年、イタリア海軍の装備品として利用されていた歴史があるのを知っていましたか。
現在でも、軍用時計ならではの高い実用性・機能性が備えられた「ラジオミール」「ルミノール」などのモデルを代表として、幅広い年代の男性から人気を集めているパネライ時計。
その歴史と、選び方を見ていきましょう。
イタリア海軍とともに歩んだオフィチーネパネライの歴史
オフィチーネパネライの歴史は、1860年、時計店や時計学校を兼ねた時計工房の開設から始まりました。
イタリア海軍に高度な精密機器を納入していたパネライは、1916年、時計や装置の文字盤を発光させるためのラジウムベースの粉末、「ラジオミール」を開発、特許を取得します。
そして1936年に、現在の「ラジオミール」モデルの開発が始まり、イタリア海軍の要求にこたえるためさまざまな改良がなされました。
そして、1949年、ラジオミールに代わる新しい蛍光物質、「ルミノール」が開発されました。
その後も改良を重ね、1933年に初めて民間用の腕時計が制作されました。
2002年にはスイス、ヌーシャテルに自社工房を設立し、スイス高級時計製造技術と独自のデザイン、優れたノウハウが、従来の技術と融合されるとともに、国際展開を遂げました。
パネライ時計の選び方
まずは、ラジオミールとルミノール、どちらのデザインにするかを考えましょう。
ラジオミールは長い歴史を持つため、クラシカルなデザインが特徴的です。
べルトが革のみで、種類が限られるので、選択肢は狭まります。
一方、ルミノールは、種類が多く、圧倒的な人気があります。
クラシカルなデザインが好きな人にはラジオミール、たくさんの種類の中から選びたい人にはルミノールが良いでしょう。
次に、自動巻きか手巻きかを考えましょう。
身に着けているだけで自動に巻き上げてくれる自動巻きは便利です。
手巻きは面倒に感じるかもしれませんが、歴史上、パネライ時計は手動手巻きが優れているので、どちらもおすすめです。
また、ケース選びも重要です。
パネライ時計の特徴であるデカ厚感を重視する人には、44mm。大きすぎると感じたら、42mmや40mmを選ぶのものもいいでしょう。
高い機能と重厚なデザインがかっこいいパネライ時計
パネライ時計の選択肢は豊富にあります。
イタリア海軍の軍用時計としての長い歴史を持つパネライ時計ならではの重厚なデザインと優れた機能性に、ぜひ注目してみてください。
自分のために、また、大切な人のために、様々な種類のデザインやムーブメントのあるパネライ時計の中から、お気に入りのひとつを選んでみてはいかがでしょうか。